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【読書感想】20代で得た知見(F) 

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20代で得た知見

「人生は、忘れがたい断片にいくつ出会い、心を動かされたかで決まる」
 

 

食事前に母とコーヒーを飲みに行った帰り、そのまま帰るのはなんだか嫌で、ふらっと入った本屋で手に取った本、それがこの「20代で得た知見」という本でした。

帯に書かれた言葉達に惹かれてパラパラとめくってみると、その面白い文章が気にいってしまい、即購入を決めました。

今日は、その本の感想です。

 

購入を決めた理由

こちらは、一つの項目に対して1〜2pの文章が添えられた、エッセイのような本です。

それらが4つの章に分けられています。

 ・不完全からの出発

 ・現実に関する幾つかの身も蓋もない事実

 ・アンチ・ロマンチック

 ・愛に関する幾つかの殴り書き

 

一つ一つは短く、意気込んで読まなくても気が向いたときに好きなだけ読めるので読みやすいです。

最近読書から離れ気味なわたしは、夜寝る前に少しずつ読み進めていきました。

 

購入のきっかけとなったのは、

「夜型は暴れるしかない」

という言葉。

夜型か朝型かは遺伝子で決まっているので、無理に夜型が朝型になろうとせず、諦めたほうが良いという内容でした。

書いている内容はまあ、どこかで耳にした事のあるような内容ではあります。

が、それを書く作者の言葉が痛快で、思わず笑ってしまいました。

「朝型各位はランニングなりホットヨガなりなんなりしておけばよろしい。

 が、夜型の人間に朝方の生活を押し付けるのは土台、遺伝子レベルで不可能なのだとご承知おき願いたい」

完全夜型人間な私も、朝型の生活をしようと頑張ったことがあります。

無理でした。数日は出来ても、その後が続かない。

でも、遺伝子のせいにしていいなら、ちょっと楽になりますね。

そんな感じで、そうそう!と思わず共感してしまう文章が多く、気軽に読めて気持ちがいいです。

各項目では作者が体験した、あるいは色々な人から聞いた話から得た人生においてのたくさんの知見が、ひたすら作者の言葉で、作者の視点を通して書かれています。

言葉の表現が面白くて思わず笑ってしまうこともあれば、時には物悲しさをありのままの言葉で語っているものもあります。

項目によっては詩を読んでいる感じがすることもありました。

そんな言葉がたくさんの知見に沿えて書かれているので、誰でもきっとどれかは刺さってくるのではないかと思います。

 

 

私が気になった言葉たち

たくさんの言葉の中には、共感できることもあれば、逆に共感できないこともありました。

知見とは人それぞれが自分の人生において学んでいくものであるので、人により異なるものだからでしょうか。

たとえ同じ結論だったとしても、作者の言葉に共感しつつ、私はこういったことがあったからそう思うようになったな、と自分の体験を思い出すこともありました。

 

ここで私が読んでて気になった項目を軽くご紹介。

実際の内容はぜひ本を読んでみて下さい。

 

「審美眼とは違和感の事である」

違和感を感じる力がセンスである、という内容。

何かの完成度を上げていく為には、違和感をもち、それを修正していくことが必要なのだと解釈しました。

主に創作活動に関する例えが出されていましたが、仕事や日常生活でも必要な知見ですね。

審美眼というとなんだかカッコイイ。

 

「難しい事を、難しいままに語ってくれる人」

難しいままに語ってくれる人こそが信頼できる人であるという内容。

私は難しい事を伝えるときは、なるべく簡単に伝えようと頑張る方なので、これは共感し辛かったです。

でも、そうありたいなとも思いました。

 

「創るという事」

創るという行為における「修正の必要性と苦労」と同時に、それよりも「まだ形になっていないものを抱えている時間」のつらさがかかれた文章です。

わたしも絵や漫画を書くことがありますし、ブログでも当てはまりますね。

まずは形にしなければ。

けれどそこが大変。分かる。

 

「殺人と旅行」

わたしもこんな風に、当てもなく旅行に行ってみたい。

そしてこんな優しい言葉をかけられたい、なんて思います。

 

 

「我々が言うべきただ一つの台詞」

何をやっても、誰かに何かを言われる世の中です。

そういうとき、ぜひ言ってやりたい言葉ナンバーワン。

多分、誰もがそう思ってますね。

言えないけど。

 

 

まとめ

共感出来る事と出来ない事それぞれを通して、私は私の中の知見を、自分の人生やその中の体験を思い出しながら、再確認する事ができた気がします。

そして共感も共感することも出来なかったもの、それらはこれからの人生の中で、ふと思い出す時があるのかもしれません。

その時、作者の知見に共感するのか、あるいはしないのか、どちらになるのかは分かりませんが、少し楽しみですね。

1つ1つの項目は短くて手軽に読むことが出来ますので、読書が苦手な方にもおすすめです。

気になった方はぜひ読んでみて、たくさんの知見を感じ、改めて自分の知見を思い返して見てください。

では!

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