最近読んで面白かった漫画をご紹介!
今回はヤングマガジンの「ザ・ファブル」です。
全22巻。
広告で気になって漫画アプリで読み進めてたんですが、続きが気になりすぎて途中からTSUTAYAへ走り、全巻まとめて借りてしまいました。
ネタバレ含めた感想があるのでご注意を!
【目次】
・あらすじ
・個人的おもしろポイント
・まとめ
あらすじ
現代の東京。その伝説的な強さのため、裏社会の人間から「寓話」という意味を持つ「ファブル」と呼ばれる1人の殺し屋がいた。
その男は幼いころから「ボス」の指導を受け、数々の標的を仕留めてきた。
しかし、彼の正体が暴かれるのを恐れたボスは「1年間大阪に移住し、その間は誰も殺さず一般人として平和に暮らせ」と指示する。
こうして彼は「佐藤明」という名前を与えられ、ボスと古くから付き合いのある暴力団「真黒組」の庇護の元、一般人として大阪での生活を始めるのだった。
出典:Wikipedia
兄妹に扮したプロの殺し屋二人が、1年間一般人として生活するというストーリー。
一旦殺し屋を休業して、ただ一般人として生活しろという殺し屋組織の命令です。
有り余るほどのお金と、ヤクザが管轄する住まいも準備済。
用意がいい。
常識から離れた感覚の主人公達と、闇社会を生きる人々、そして何も知らない普通の人々との関わりが面白い漫画。
基本アウトローな感じですがギャグ回もちょこちょこあります。
主な登場人物は
主人公:佐藤明
主人公の相方であり、仮の妹:佐藤洋子
一般人として生活する間面倒を見てくれるヤクザ:真黒組
裏社会の人々
明と洋子の組する殺し屋組織:「ファブル」
主人公のバイト先の普通の人たち
こんな感じでしょうか。
果たして二人は平凡な日常を過ごすことができるのか!(もちろん出来ない)
個人的おもしろポイント
個人的に好きなシーンとかキャラとかまとめました。
※ネタバレあるので注意!
感覚のずれた殺し屋のプロ 佐藤明(偽名)
「一般人として生活しろ」という「命令」を、殺し屋のプロとして大真面目に遂行する明。
バイトもするしインコも買う。
ただ彼は「殺し屋のプロ」なので、もちろん一般人とは感覚がずれまくっています。
何千万のお金を持っていながら時給800円で働き、ケンカを売られれば弱い男を演じつつ相手の骨を砕き、仕事用の下手可愛いイラストを徹夜で仕上げる。
その「ずれ」が良い感じに笑えてきます。
アルコールガールヨウコと男の恋の駆け引きバトル
たまに入ってくるギャグ回。
暇すぎるヨウコとそんなヨウコに惹かれ、落とそうとする男たちのアルコールバトルは必見です。
男達を手玉にとって、アルコールで良い潰れる様を楽しむヨウコちゃんが恐ろしい。
彼女の正体(アルコールの強さ)を知る、バーテンダーの心内実況と、公平な対応がめちゃめちゃ笑えます。
殺し屋に憧れるヤクザの下っ端クロちゃん
運良く(悪く?)明が殺し屋ということを知ってしまった真黒組の黒塩ことクロちゃん。
憧れ過ぎて明のマネをして怪我したり、蛇食べたり、くまに襲われかけたり。
可哀想だけども本人は嬉しそうなので面白い。
最強な主人公
やっぱり主人公は最強でいて欲しい!
個人的にはどんな漫画でも大体そう思ってます。
強すぎて最後まで「殺し屋としての強さ」では明を苦戦させる事はほぼありませんでしたね。
そんな最強のプロであるからこそ、むしろ平穏に日常生活を送ることこそが難しいというギャップが良い。
ファブルという組織
裏の社会で名前すら知られない「ファブル」。
漫画の中では、結局全容はほとんど分かりませんでしたね。
中国支部などもある結構国際的な組織っぽいですが、漫画では構成員はほんの数人しか結局出ませんでしたし。
そしてボスがなぜ組織の人々を一般人に溶け込ませたいのかも。
「これからの時代には不要だから」なんて、物騒な組織のボスの理由としては弱いような。
普通は組織抜けるならけじめ付けるか処分されるか、ですもんね。(漫画に影響されている)
何かしら裏がありそう。
「ザ・ファブル」は23巻で一部は完結しているんですが、続編がでているようなのでその辺りでボスのもっと深い心中やらが語られるのかもしれないですね。
過去編とか!
ヨウコちゃんのかっこいいシーン
いつもは酔っ払ってばかりでサポーターな雰囲気のヨウコちゃんですが、たまには「ファブル」の一員として相応しいかっこいいシーンもあります。
強い女性は素敵。
ラストで唐突に結婚する主人公とヒロイン
ほんとに唐突に過ぎて笑いが止まらなかったシーン。
色々あって明はヒロインであるミサキに結婚を申し込むのですが、この時点でまだ付き合ってもいないし、ミサキは明のことが好きだけど、明の方は恋愛感情自体まだ理解しきっていない状態。
むしろ今いる場所を離れる為、バイトを辞めることを言っている最中にです。おまけに戸籍もない。
ええええ???ってなりました。脳内で。
このあたりも続編で話が進むのかな~、と思ったりしてます。
明は恋愛感情を理解することができるのか!
ファブル1巻はこちら!
まとめ
基本シリアスな雰囲気なんですが、唐突に挟まれるギャグ回がめちゃめちゃ刺さります。
そしてストーリーが進む中で、びしっと主人公の明がその強さで悪を倒す展開にスカッとさせられる、気分のいい漫画でした。
割と最後もハッピーエンドですしね。(ハッピー…?)
ただ「ファブル」の事情やらなんやらはあんまり深くは語られなかったので、まだ読んでないですが続きの2部辺りではそういうところも出てくるのかもしれません。
そのあたりを思い描きつつ、続編を読むのを楽しみにしておきます。。(ある程度溜まってから読みだすタイプ)
では!