投資って皆さんどんなイメージでしょうか?
私も一応投資をやっていて、投資信託を含めると、2025年の今年で経験としては6年ほどになります。とはいっても投資信託を買って放置しつつチラチラ見ていたのが3年ほど、日本株に興味を持ち出して買い始めて3年ほどなので、全然まだまだ初心者です。
私はお金に余裕があるわけでもなく、かといってまとまったお金を突然ドーンと株に突っ込むような大胆なことをする勇気もない臆病者なので、とにかくかなりスローペースに進めてきました。
周りに投資をやってる方もいなかったので、本当に手探りでした。
株を始めて数か月で数百万円!なんて、凄いとは思いますが、臆病な私にはとてもとても。
でも、そういう風に無理せず自分のペースで進めてきたおかげで、現時点で大きな損失もなく、少しずつですが毎年利益を積み上げることが出来ました。運が良かっただけの可能性もありますが。
ですが、株を始めるというのは今思い出しても怖くてかなり勇気がいる事だったと思います。
なので今回は私がどういう風に独学で投資を学んできたか、まとめようと思います。
具体的な金額、株の銘柄などは書きません。
あくまで心理的な部分や体感をメインにまとめようと思います。
株に興味はあるけど周りに詳しい方がいない人、何から始めたらいいのか分からない人、具体的にどうやって株を学んだのか例を知りたい方などは、ぜひ読んでみて下さい。
ちょっと長くなるので、数回に分けて書いていきます。
■全体を掴む、基礎を把握する
何事もまずは全体像を把握することが大事だと思っています。
投資とはそもそも何なのか、いつどのように取引を行うのか、なぜ投資で失敗する人たちがいるのか、投資信託と株の違いは何なのか。
私も最初はテレビやネットで軽く見聞きしたイメージばかりで、細かいことは何も分からない状態でした。
身近に詳しい方がいて、教えてくれればそれが一番良さそうですが、そういった方ばかりではありません。私も本当に周りにそういったことに詳しい方も、そもそも投資ということに興味を持つ方もあまりいませんでした。
じゃあどうするのかというと、私は本を読みました。
私が読んだ本はこちらです↓
情報が整理されていて自分が理解できるようなら、ビジネス本でなくても漫画でも動画でもセミナーでもいいと思います。
ただ個人的にはセミナーだと情報は整理されていると思いますが、なにかしらの勧誘があった場合に、推しが弱い人はそのまま流されてしまう可能性があるのでちょっと心配ですね。
また、個人の動画やブログなんかだと、情報が複数に分かれていのと、かなり主観的な情報になってしまって、それが本当に正しいのかどうかを判断できないというのもありますね。
やはり、ある程度情報がまとまっている本や雑誌、なんなら漫画なんかの方が個人的には良いなと思っています。
漫画は特に最初は頭に入ってきやすいのでお勧めですね!
私もこれとか読みました。
どの本を読むかですが、基礎的なことはどの本でも雑誌でも大体同じようなことが書いてあるはずなので、自分が惹かれた読みやすいものを読めばいいかなと思います。
ランキング上位とか、人がおすすめしているものとかがいいでしょう。
ただし、1つのものを全面的に信用するのはあまり良くないので、どんな媒体で学ぶにしても、必ず複数の情報には触れた方がいいかなと個人的には思います。
■具体的にどういうふうにやっていくか決める
全体的なことを軽く把握したら、次は自分はどういうふうにやっていけばいいんだろう、と考えます。
本や雑誌をいくつかか読むと、そのころは大体はどれも
「つみたてNISAで投資信託を少額から始めてみる」
といったことが書かれていました。
※私が始めた頃の旧NISAはつみたてNISAかNISAのどちらかしかできませんでした。
これは多分今でもそうなんじゃないかなと思います。
何故ならこれが一番簡単でリスクが他に比べると比較的低いからです。
理由は細かく書いていましたが、本を読んでも結局大したことは分かりませんでした。
とりあえずやってみるしかないのです。
なので、私ももうそのままやってみました。
「つみたてNISA口座で投資信託を少額から始めてみる」
金額も本の通り毎月3000円です。
どの投資信託を買うかは、一応分からないなりに自分で考えて選びました。
もちろんある程度は仕組みを把握して、リスクもキチンと受け入れて、そのうえでやることを決めます。
ここで大事なのは「自分で決める」ということです。
何を買うか、どのくらいお金を入れるか、そもそも投資をやるかどうか。
投資はリスクを伴います。
投資信託と言えども、ずっとプラスであるとも限りませんし、最後にはマイナスになってしまう可能性もあります。
その時、自分以外の誰かのせいにしてはいけません。
自分の大切なお金だからこそ、すべて自分で決めないといけません。
家族のお金だったら、家族みんなが納得するよう行う必要がありますね。
ちなみに、投資という言葉にまだ恐怖すら覚える程度の知識しかなかった私には、この「3000円」という金額はとてもとても魅力的でした。
今思えば1万円でも3万円でも突っ込んでても良かったと思いますが、20代半ばの私にとってそれはかなりの大金です。
貯金はあまり苦にならないタイプなのですが、いくら貯金に回すお金だとしても、絶対に減らない貯金と、減る可能性がある投資。
大切なお金を、そんなものにつぎ込むのは心情的に絶対っっに無理でした。
でも3000円なら。
少なくはない金額ですが、勉強代だと思えばそこまででもない。
正直これはもう捨てていると考えようと思って設定しました。
そのくらい、投資というものは減る可能性があり、恐ろしいものだと思っていたからです。
私が投資信託を始めた目的としてはお金を増やすというよりも
・いつか株で投資をしたいのでその勉強と思う
という、この二点を強く意識していました。
正直投資信託は設定した後あまり何もすることがないので、投資の勉強にはならなかったなと思いますが、毎月投資信託の金額が引かれることや、投資した金額が増減するのを見る事で、「投資をしていること」自体には慣れてきたように思います。
まあやっている間でマイナスは多少ありつつも、資金が大きく減るようなことがなかったのも大きいです。
このころからもいずれは株の売買をして投資でお金を増やしてみたい、という気持ちはありました。
が、投資信託に慣れることすら最初は難しかったですね。毎日ドキドキしていました。
■口座を開設する
さて、何をどうやるかは決めました。
ここで最初の難関です。
投資について少しは学んだ、何をするのかもある程度決めた。
ですが、証券口座を開かない事には、何もすることが出来ません。
口座を開くこと自体もかなりややこしくて大変ですが、なによりその「口座を開く」という行動自体に、私はかなり勇気がいりました。
本当に証券口座なんて開いてもいいんだろうか、投資なんてしていいんだろうか…変にハマってお金をすべて失ってしまったらどうしよう…
勉強する間は多少わくわくしつつも、実際に口座を開くとなるとそういった恐怖が再度芽生えてきます。
そんな、漠然とした不安から、私はなかなか手続きを進められませんでした。
今ほど投資ブームという雰囲気でもなかったですし、相談できるような人もいなかったのでなおさらでした。
そんな思いを持ちながら、手続き自体にも時間もかかるので、ずるずるずるずるとなんとなーく先延ばしにしてしまい。。
結局、本を読んでから口座開設まで1年くらいかかりました。
かかりすぎました。
今思えば時間を無駄にしたなとも思います。
私が臆病なだけといえばそれはそうなのですが。
でも本当に、とても勇気がいったのです。
この記事を読まれている方も、そんな方はいらっしゃるんじゃないでしょうか。
ですが、それでいいと思います。それが当たり前です。
自分の大事なお金を減らしてしまう可能性があるんですから。
むしろ、その怖い・不安だという気持ちは、ずっと持っておかないといけないとすら思います。
投資は向いてない人も勿論いますから、怖くて耐えられないのなら、やらない方が良いと思います。無理にやる必要はありません。
でも、少しでもやってみたいと思うなら、ここは勇気を出さないといけませんね。
ちなみに口座はメインでSBI証券と、一応カブコム証券、楽天証券、大和ネクスト証券を開設しています。
本や雑誌なんかでは楽天証券とSBI証券をお勧めしているところが多いですね。
私がSBIにした理由は、昔から楽天ユーザーではないので、というそれだけです。
まあどっちでもいいんじゃないでしょうか。
私はSBIで今のところ不便は感じてないですし、手数料もお安いのでSBIおすすめします。
カブコム証券は、じぶん銀行を持っているので、その流れで作りました。
カブコム証券作ってマネーコネクトという事をやっておくとじぶん銀行の金利が上がるのです!
カブコム証券自体はあんまり使っていないのですが、まあだからこそこっちで買って放置しておくと株価を気にしなくていいメリットはあります。
口座開設時に150円くらいで1株お試しで買って放置してて、ずっとマイナスだったのでもういいやと記憶からすっぽり抜け落ちていたのですが、先日見たところなぜか400円越えしていました。2倍越えです。
株価が買った時より2倍以上になることをダブルバガーとか言ったりするみたいですが、今まで頑張ってやってきた株たちではなくそんなところで初ダブルバガー達成してました。1株しか買ってないのに・・・
そんなこともあるので、放置できる口座を持っておいて、買って放置しておくのも、実験と思ってやってみるのも面白いかもしれません。
株で一番儲けている人って、買ったことを忘れている人というのもなるほどーと思ったり。
■つみたてNISAで投資信託。時に増額。
無事に口座を開設し、つみたてNISAも設定しました。
設定自体は驚くほど簡単で、拍子抜けしてしまします。
買うものと、金額と、買う頻度を設定するだけですから。
まあそれに1年くらいかかったんですねども。
投資信託で積立を始めた頃は、投資を始めてしまったという思いでドキドキもしたものですが、時間が経つにつれてあまり気にならなくなってきます。
お金は毎月引かれていきますが、それもそういうものと思えば慣れてしまいます。
ある程度慣れたら増額するかしないか、別の投資信託を組み込むかどうかを考えるくらいで、正直あまりやることはありません。
大きなニュースや事件があれば株価が動く影響で投資信託も多少増減しますが、ほとんどの事がない限りはまた安定してきます。
一番大きく変動したのはやっぱりコロナが流行した時でした。
あの頃は金額はあまり覚えていませんが、投資信託もマイナスになってしまって、かなりショックだったことを覚えています。ただ、例えマイナスになっても、積み立てをやめずにしっかりと続けよう、とは意識していたので、そのまま継続することが出来ました。
そのあたりを除いては正直投資信託の増減はあまり覚えていないです。
投資に慣れるという点ではよかったですが、個別株をやる上で勉強になるかといえば、個人的にはあまり役立ちはしなかったかなと思います。
ちょっと経済的ニュースが興味出てきたかな、くらいで。
やはり株は株でやらなければ、なにも身に付かないというのが分かりました。
それはそれとして、給料から毎月同じ額がきっちり引かれていくので、貯蓄的な意味でそのことに慣れていくのもけっこう良かったんじゃないかなと思います。
そして投資信託を始めて約3年。
投資信託にも慣れ、株への興味が増えてきた2022年。
そろそろ、日本の個別株を始めてみることを決心しました。
次回へ続きます。