VLINDER

絵をかいたりゲームしたり感想書いたりするブログ。最近はFGOとシャニマスが好き。

病んでる。 ――――――――――――――――――― 「シズちゃんはさあ、やっぱりバカだよね」 足元に這いつくばった臨也が笑う。見ればあちこちに痛々しい打撲の後が赤を通り越して青く変色していた。と言いつつやったのは俺なのだが。 「こんな事で人 ...

人を愛してる。 腐るほど吐き出した愛の言葉は、全て誰にも届くことなく消えていく。個人を確定していない時点でそれは当たり前だと言わんばかりに、人間は俺を否定する。 「そんな君達だからこそ、俺は愛してるんだけどね」 俺の愛が君達人間に理解されるなんて、到 ...

恍惚にすべてが染まる。彼が赤く赤く、血に濡れながらも最後に見るものは、きっとこの世で一番美しいもの。 「俺はね、お前の腕をかってたんだよ」 意識はありつつももう動けない彼に、茶の眼を携えたボスは、銃口を向けながらも優しく、しかし冷徹に微笑んだ。 「 ...

今日は快晴だ。 雨上がりの澄んだ空気が、まだ目の覚めきっていないこの国の隅々にまで広がっていく。俺はそんな朝の空気の中香りのよい紅茶の味を堪能していた。この朝の独特の雰囲気は好きだ。微かに上った太陽が、彼らへと朝の来た事を知らせる手前。まだ生き物が活動し ...

「なあフェリシアーノ、今日お兄さんの家来ない?」 会議が終わり一段落ついた空気の中、居眠りからやっと目覚めたフェリシアーノに唐突にそんなことを言った。ぼー、と眠たげに瞳をこするフェリシアーノは首を傾げてこちらを見上げている。 「ヴェ…?いきなりどうし ...

「死ね」 すらりと伸びた長い指が私の喉に絡み付いた。吐き捨てられた言葉に覚えたのは絶望ではなくて限りない興奮で。死んであげましょうか、そう言いたかったが生憎空気を漏らさないように締め付けられた喉からは言葉はおろか二酸化炭素さえ吐き出せない。出口を無くし ...

指を絡めてまた離す。無意味なその行為を何度繰り返しただろうか。まるで構って欲しくて仕方ないというように、アーサーさんは私の手を弄んでいた。 「菊の指って綺麗だよなあ」 まじまじと私の手を見ながらそんな言葉を呟く。そんなこと思ったこともない私にとって、 ...

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